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乳がん報告を受けた時、ぼくの覚悟
妻から乳がんの報告を受けた僕は、とりあえず「うん、うん」と言うしかありませんでした。それとともに、今後は妻の代わりに家事も自分がやっていかなければ……という覚悟のようなものもが自分の心にうまれた気もしました。
今まで家事を含め、子どもたちの教育に関しても妻任せだったのですが、仕事に加えて家事も自分がする覚悟は、この時にできたように思います。
仕事を終えて帰宅し、妻と今後の治療について話をしました。
乳がんの告知を受けた我々夫婦は、ショックを受けたというよりも、「あぁ、ついに来たか」というキモチでした。なぜなら、妻の母も40年ほど前に乳がんになり、摘出手術を受けていたからです。
「いずれは私も」ということを以前から妻は言っていたので、その日が来たのだな……と。
正直に言うと、「なんだかんだで、結局、うちの奥さんは乳がんにならずにすむんじゃない? 必ず遺伝するってわけでもないだろうし」と自分に都合よく考えていたのですが、現実はそうなりませんでした。
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